先日、我が家のトイプードルの犬わこ君のワクチン抗体価検査に行って来ました。混合ワクチンの抗体価を調べる例のアノ血液検査です。抗体価検査は、抗体検査とも呼ばれます。
抗体があれば、混合ワクチンを打つ必要はありません。そして、わこ君は3種類しっかりと抗体がありました♪よって、今年は混合ワクチンを受ける必要はありません。
ではでは、
- 犬の抗体価検査の費用の相場
- 結果的に混合ワクチンを打たなくてはいけない数値
- 3種類の必須混合ワクチン以外のレプトスピラは打った方が良いのか?
などについて、トイプードル犬わこ君の実体験に基づくだけでなく、実際に動物病院の先生に話してもらった内容と交えてまとめました。
おしながき
【犬の抗体価検査の費用】相場は6,000~10,000円位
うちの愛犬トイプードル犬わこは、先日抗体価検査のための血液検査を受けました。体内にどれだけ病気に対する免疫があるか調べるための血液検査です。
交代価検査の費用は高くても1万円
うちのトイプードル犬わこが混合ワクチンの抗体価検査を受けた病院では、抗体価検査のための血液検査は7000円となっていました。
再診料が1000円くらいなので、血液検査自体は6000円だったはずです。しかし、病院によって抗体価検査の総費用が異なり、6500円〜10000円が大体の相場のようです。
費用が1万円となるのは、正直イタイですよね。しかもその後にもし「抗体価が足りていないので混合ワクチンが必要です」と言われれば、抗体価検査と併せて2万円近く費用がかかります。
そんな大切な抗体価検査ですが、体内に抗体価があるのにも関わらず毎年混合ワクチンを打っていると、免疫異常になったり、体の具合が悪くなったり、という症状が起こることが心配されます。
そのため、「ここは我が家のワンコの健康のために…!」と思って、抗体価検査を受けるようにしている方も増えてきているのではないかと思います。
実際、私もそんな感じで、心の中で酸っぱい梅干しを一瞬で食べたような表情でお金を払っています。笑 正直高いっ!でも、抗体価検査は必要ですからね。
抗体価検査をやっている病院を探す方法はワクチチェック
そして、トイプー犬わこくんの通っている動物病院では、抗体価検査をやっています。
しかし、やっていない病院ももちろんあります。なので、混合ワクチンの抗体価検査を受けたい時には「〇〇県 犬 抗体価検査 病院」と探してみてください。
抗体価検査はキットとなっていて、動物病院も入荷しやすい簡単な物です。今では扱っている病院も多いので、調べればすぐに見つかります!
ちなみに、犬の抗体価検査キットを扱っている病院は、こちらリンク↓の【犬用ワクチチェック実施病院】で確認ができます。マップが出るので、ぜひ自宅近くの動物病院を調べてみてください。
リンク→犬用ワクチチェック実施病院
犬の抗体価検査から混合ワクチンへの経緯
それでは、抗体価検査から混合ワクチン接種までの経緯を説明します。
- 当日は採血をします
- 抗体価検査キットでワクチンの抗体価を調べます
- 調べるまでは数日かかります
- 数日後、病院から連絡が来ます
- 混合ワクチンが必要か否か教えてもらいます
我が家のトイプードル犬わこの場合は、数日後、病院から連絡が来て「全ての抗体がありました」と言われました。
ということで、わこ君は今年2019年は混合ワクチンは必要ありません。ちなみに、去年2018年も混合ワクチンの抗体価が十分あったので混合ワクチンはパスしています。
ただし、抗体ができにくい子もいます。また、「1~2年はパスしたけど3年目は抗体が足りなくてワクチンを打った」という子もいます。混合ワクチン接種は抗体価検査の結果次第なので、覚えておいてください。
そして、数日後、トイプー犬わこの行きつけの動物病院に、わこの抗体価検査の結果報告書をもらいに行きました。抗体検査の検査結果の報告書を受け取るための費用は、かかりません。(かかる病院もあるかもしれません。)
抗体価検査の結果報告書は「病気に対して免疫がある」ということの証明書となるので、ホテルなどへ宿泊するための混合ワクチン接種証明書の代わりとなります。
【トイプードルのわこ】2019年8月の抗体価検査の結果
トイプードル犬わこの今年2019年の抗体価はこんな感じです!
パルボウイルス2型・アデノウイルス1型抗体は320倍以上、そして、ジステンバーウイルス抗体に至っては1280倍以上とあり、十分な抗体を認められました。
十分に病気への抗体があるのにワクチンを打つと、体の免疫に大きな負荷がかかる
犬に十分な交代があったにも関わらずワクチンを受け続けると、犬の免疫に大きな負荷がかかります。既にある免疫が、ワクチンを打つことにより暴走するんです。
その結果、アレルギーとなって顔が腫れたり、肛門から出血したり、首回りまで腫れて呼吸困難になったり、という深刻な事態が起こります。
わかりやすく人間で例えるなら、スズメハチに刺されてアナフィラキシーショックが起こった状態です。十分に抗体のある状態で打たれるワクチンは、ハチに何度も刺される状態と同じということです。
【犬の抗体価検査】結果次第で混合ワクチンが必要だが、数値基準はコアワクチン3種類それぞれで異なる
トイプードル犬わこくんの抗体価検査の結果報告書を見て分かる通り、先ほど載せた交代価検査の結果報告書写真の下部に、それぞれのウイルスでの数値基準が示されています。
これを参考にすると、犬の抗体価検査で混合ワクチンを接種しないといけない数値基準がわかります。簡単にまとめると、こんな感じです。
- 犬ジステンバーウイルス:160倍未満だと要接種、160〜320倍だと勧接種
- 犬パルボウイルス2型&犬アデノウイルス1型:40倍未満だと要接種、40〜80倍だと勧接種
抗体価検査でこれ以上の数値が出ている場合は、今年は接種不要です。来年の同じ時期に再度交代価検査を受けて、結果数値を確認します。逆に、抗体価検査の数値基準を満たしていない場合、ワクチン接種をすることになります。
犬のワクチンを1種類で用意している病院は非常に少ない
犬のワクチン接種では、基本的に病院には混合ワクチンしか取り扱いがありません。抗体のなかったワクチンを選んで打つことは、なかなか難しいです。
ただ東京には1~2種類ワクチンを取り扱っている病院もあります。東京にあるということは大阪などの都市にもあるはずなので、探してみてください。
そのため「抗体価が一つだけ足りなかった」という場合でも、混合ワクチンを打たなくてはいけなくなるかもしれません。
そうなると、体の中で免疫反応が過剰になり、結局わんこが具合が悪くなったりする心配が出てきます。
しかし、交代価検査(交代検査)でアレルギー症状が出た場合、病院では過剰な免疫反応を抑える薬も用意しています。
早めの対処が犬の命を守る鍵になるので、
- 接種後30分はどんな反応が起こっても良いように病院で待機すること
- 接種したその日1日は、わんこの様子を見られるよう常に視界に入れておくこと】
は絶対に守るようにしてください。
犬のワクチンは基本的にコアワクチンだけOK
そして、犬に必要なワクチンの種類についてです。
犬のワクチンには2種類から11種類とありますが、「基本的にはワクチンはコアワクチンの3種類だけ打っておけば大丈夫」と動物病院の先生が話していました。
ノンコアワクチンを打たずに万が一病気にかかったとしても、軽いまま終わることも多く、また病院に行ってお薬などを貰えばちゃんと治るそうです。
ただ、<子犬は免疫が少なく病気に弱い・老犬は体力や免疫力が下がっている>ということも多く、子犬と老犬の場合はまた別の話となります。
もちろん免疫については個体差はありますが、子犬や老犬の場合はワクチンについて病院の先生に相談した方が良いです。
混合ワクチンで防ぐウイルスは伝染性ウイルスなので、子犬や老犬で病気が心配な場合は、他のワンちゃんと触れ合いをさせないようにする方が予防に効果的です。
そして、劣悪な環境にいたワンちゃんは、病気に感染しているかもしれないので注意が必要です。もしワンちゃんを拾った場合は、病気の有無を調べてからお家のワンちゃんと会わせるようにしてくださいね。
混合ワクチンに含まれる犬の病気
- 【コアワクチン】犬ジステンバーウイルス…強い感染力があり死亡率も高い。
- 【コアワクチン】犬パルボウイルス2型…致死性。1型もあるが怖いのは2型。
- 【コアワクチン】犬アデノウイルス1型(犬伝染性肝炎),アデノウイルス2型(伝染性咽頭気管炎)…強い感染力があり死亡率も高い。どちらかの抗体があればどちらも予防可能。
- 【ノンコアワクチン】犬パラインフルエンザウイルス感染症…伝染性が強いが二次感染や混合感染が怖いだけ。集団飼育している方は注意。
- 【ノンコアワクチン】犬コロナウイルス感染症…子犬だと重篤になりやすいが成犬だと症状が出ず終わることも多い。
成犬で交代価検査を始めるべき年齢は2歳
生まれてから必要な3回のワクチンを打ち、次の1歳でのワクチンを打ったら、その次の年である2歳からは抗体検査をしてからワクチンを決める、というのがおすすめされています。
しかし、「1歳のワクチンでも一応、交代検査を受けておきたい」という場合は、病院に相談して血液検査をしてもらうと良いです。
子犬に必要なワクチンは、多くても混合6種類
生後数ヶ月の子犬のワクチンが6種類などと多いのは、ペットショップなどで集団で飼育されていることが多いためです。
しかし、子犬のワクチンでも混合7種類〜11種類はほぼ必要ではありません。子犬に必要なのは6種類のワクチンです。混合7種から11種はレプとスピラのワクチンなので、必要ないです。
【犬の抗体価検査】レプトスピラの抗体は1年継続しない!詳しく解説します
犬の混合ワクチンには、レプトスピラが入っているものもありますよね。レプトスピラはネズミの尿が感染源となり猫や犬に感染します。そして、レプトスピラは人間にも感染します。
しかし、レプトスピラの症状は軽いことが多く、きちんと対処すれば健康体ならすぐに治る病気です。高い熱が出ても病院にかかれば、命を失うことも(子犬や老犬でなければ)ありません。
しかも、レプトスピラってかなり種類があるので、打ったとしても別の種類のレプトスピラに感染したら意味がないんですよね😓
<ネズミがよく出没する田舎へ出かける・水辺や沼地でよく遊ぶ>ということで心配な方はワクチンを打っておくと安心ですが、子犬・老犬の場合はレプトスピラにかかりそうなところではそもそも散歩させないようにすると良いです。
そして、レプトスピラの抗体持続期間は1年未満です。
レプトスピラを、例えば夏に打ったら、春くらいには抗体がなくなっています。なので、レプトスピラのワクチンは必要な時に単独で接種するのが望ましいです。(ただ単独ワクチンがないんですよね。それがイタイ。)
【犬の抗体価検査】費用は1万円以内。結果次第で混合ワクチンはなし。レプトスピラは必要に応じて接種!
我が家のトイプードル犬わこが、混合ワクチンを打つか打たないか決めるために抗体価検査を動物病院で受けたので、抗体価検査について色々と持っている知識や体験、先生の話をまとめてみました。
わんこの混合ワクチンでは、顔がパンパンに腫れてアレルギーが起こったり、一日ぐったりして明らかに体調がおかしい…という状態になったりしている子も多いですよね。
抗体価検査を受けた結果、病気に対して抗体が十分あるとわかり、混合ワクチンを打たなくて良いこと多いです。
なので、抗体検査を受けておくと、混合ワクチンをパスでき、余計な免疫反応を起こさせる心配がなくなります。
混合ワクチンには「3年持つ子が多かった」という調査結果もあるので「毎年欠かさず打っている」というワンちゃんは、今年は十分抗体が足りているかもしれません。
【交代検査実施動物病院の検索はこちら】
リンク→犬用ワクチチェック実施病院
おすすめの旅行YouTube動画はこちら
伊豆旅行でウブドの森に宿泊♩
綺麗&癒しのペット可ホテル
軽井沢のレジーナリゾート
御影用水も本当におすすめ!
最高でした✨