犬を飼っていると、「私って犬に好かれているのかな?」と不安になることってありますよね。
家族だからといって、無条件に飼い主を好きになるということはありません。 犬は家族の中で一番好きな人もいますし、家族の中で一番嫌いな人もいます。
そんなこと…どうやって見分けるの?と疑問に思うかもしれません。
しかし、犬は、家族の中で一番好きな人にしかしないサイン、そして家族の中で一番嫌いな人に見せるサインなど、サインを通して自分の感情を伝えようとしてくれているのです。
犬の些細な変化を見れば、自分が家族の中で好かれているのかそうでないのかが、一目瞭然なんです。
犬が家族の中で一番好きな人と嫌いな人の判断の仕方は、結構簡単です。
「わんこは一番好きな人と寝る」ということもよく言われますよね。
では、実際にどんな判断の仕方をすれば、愛犬の気持ちが分かるのでしょうか??
そこで、
- 犬の気持ちを確かめたい…。
- 家族の中での自分の位置を知っておきたい…。
という人に向けて、家族の中で一番好きな人に出すサイン、家族の中で一番嫌いな人に出しているサインを徹底解説していきます!
おしながき
犬が家族の中で一番好きな人と嫌いな人の判断の仕方
犬が家族の中で一番好きな人と嫌いな人の判断をするのには、犬の様子を観察することが近道です。
犬は、言葉は喋ることはできませんが、様々な仕草やサインで、家族の中で一番好きな人についての自分の感情を伝えてくれています。
人間と違って打算的な考えをすることのない犬は、とてもわかりやすく表現しているのです。
犬が見せるサインを知ることで、自分が家族の中で一番好かれているのか?それとも嫌われてしまっているのか?が、明らかになるでしょう。
では、早速、犬が家族の中で一番好きな人にだけ見せる行動8つについて、チェックしていきましょう。
犬が家族の中で一番好きな人にだけ見せる行動8選
犬が家族の中で一番好きな人にだけ見せる行動は、こちらの8つです。
- お腹を見せる
- 口周りを舐める
- 甘噛みをする
- 家族の近くで爆睡する
- お尻や背中を向ける
- 自分のお気に入りのものを持ってくる
- 耳を倒して尻尾を振る
- 笑顔を見せる
犬とそれなりの関係を築くことができている人であれば、どれももしかしたら見たことがある仕草かもしれません。
それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1.お腹を見せる
犬がお腹を見せるポーズ、通称「へそ天」と呼ばれる仕草。
犬がお腹を見せるのは、何を隠そう「信頼」の証です。
犬のお腹は急所に当たる部分。体の中で弱点であるお腹を丸見えにすることは野生の世界ではとてもリスキーなのです。
犬があなたの前でお腹を見せるのであれば、あなたは犬にとって大好きで安心できる存在ということになります。
2.口周りを舐める
犬と接していると、やたら顔や口周り、手を舐めてくることがあります。
「美味しい味でもするのかな?」なんて思うかもしれませんが、実はこの行為は子犬が母犬に見せる仕草なのです。
子犬は甘える時、お腹が空いた時などに、母犬の口周りを舐める習性があります。 成犬が口周りを舐めてくるのは、その名残です。
「大好きだよ!かまってよ…!」という、家族に対しての一種の愛情表現だと考えましょう。
3.甘噛みをする
普段は全く甘噛みをしない犬でも、喜びや嬉しい気持ちがMAXになると、ハミハミと飼い主の腕や足を甘噛みしてくることがあります。
この場合は、家族に対しての愛情が抑えきれずに興奮している証拠。
遊んでいる時、家族が帰宅した時に、よく見られることがあります。
4.家族の近くで爆睡する
犬は眠っている時は、とても無防備な状態になりますよね。
しかし、犬はちょっとの物音や家族の動作ですぐ起きます。それは、敵にいつ攻められてもおかしくなく常に警戒していた野生の時の名残です。
ただ中には、物音がしても撫でられても起きないくらい爆睡してしまう子もいます。
犬が爆睡できるのは、言うまでもなく安心できる環境だから。
「この人と一緒にいれば守ってくれる…。この人のそばで寝ていれば安全。」と思っているからなのです。
5.お尻や背中を向ける
野生の世界では、お尻や背中を向けることはありません。
それは、後ろから攻撃されたらひとたまりもないから。
しかし、自ら無防備である背中やお尻を家族に向けるのは、安全で警戒する必要がないと分かっているからです。
あなたの愛犬が背中を見せてくれるのであれば、大好きで信頼している証拠です。
6.自分のお気に入りのものを持ってくる
犬は基本的に独占欲の強い動物です。
そのため、自分が気に入ったおもちゃや一度自分のものになったものには、執着するようになることがよくあります。
犬によっては、自分の寝床や小屋に隠したりすることも珍しくありません。
しかし、それほど大事なおもちゃなどをあなたに持ってきてくれるのは、あなたを仲間だと認めているからです。
「貸してあげるよ!これで一緒に遊ぼう!」と、仲間と一緒に時間やものを共有したいと思っているのでしょう。
また、自分のお気に入りをプレゼントするという、犬なりの愛情表現でもあります。
7.耳を倒してしっぽをふる
犬が耳を倒す仕草を見たことがある人は多いと思います。
通称、「ヒコーキ耳」と言われていて、その名の通り耳が横にペターっと倒れることがあるのです。
特に立ち耳の犬の場合には、この耳の変化がより目立ちます。
ヒコーキ耳をしている時は、犬が「嬉しい、甘えたい、喜び、敵意はない」という気持ちが隠されています。
ヒコーキ耳になる時には、大抵尻尾も大きく振っていることでしょう。
大きく左右に振る犬もいれば、尻尾が円を描いて回っているように振る犬もいます。
いずれにしても、目の前の相手への信頼と大好きが溢れ出している状態です。
8.笑顔を見せる
犬が笑顔を見せる?と不思議に思うかもしれませんね。
もちろん、人間のように声を出して笑うわけではありません。
しかし、犬と一緒に生活している方なら重々分かっていることだとは思いますが、犬にも表情があります。
大好きな相手には、分かりやすく表情で「大好き」と言う気持ちを表してくれます。
口角が上がり、まんまるの目で、まるで笑っているかのような表情をするんですよ。
愛犬の顔を見て「なんか笑っているように見えるな」と思ったら、あなたのことが大好きすぎる故の表情だと気づきましょう。
犬が家族の中で一番嫌いな人にする行動5選
犬は、家族の中で一番好きな人には、しっかり「好き」という気持ちを伝えます。
しかし、実は、犬は家族の中で一番嫌いな人にも行動でしっかり「嫌い」という気持ちを表現しちゃいます。
犬が家族の中で一番嫌いな人にする行動は、こちらの5つです。
- 近寄らない
- あくびをする
- 尻尾を下げる
- 唸る
- 噛み付く
家族だからといって、全員が犬にとって大好きな人というわけではありません。
家族の中でも、好きな人もいれば残念ながら嫌いな人がいることもあります。
では、犬が家族の中で一番嫌いな人にする行動を一つずつ詳しく見ていきましょう。
1.近寄らない
犬は犬種の差はあっても、基本的には警戒心の高い動物です。
そのため、怪しい人物や嫌いな人物に無闇に近づくことはしません。
また、犬は人間の感情をとても敏感に察知します。
特に負の感情はダイレクトに伝わりやすく、例えば人が犬のことを「怖い」「噛まれたらどうしよう」と、不安を抱いていると犬も緊張したり不安になってしまうんです。
特別嫌いな相手でなかったとしても、自分に対して恐怖心を抱いている人は、犬にとって信頼できないので自然と近づくことはしなくなるでしょう。
もし、あなたに犬が近づかないのであれば、残念ながら家族の中で一番嫌いな人認定されているということです。
2.あくびをする
犬のあくびを見ると多くの人は「眠いのかなぁ?」と思うでしょう。
もちろん、眠い時もありますが、犬のあくびは眠い時だけするわけではありません。
「不安」「緊張」「離れたいなぁ」という不快感を感じた時に、その不快感を紛らわすためにあくびをすることがあります。
よく自分の前で犬があくびをする…という人は、残念ながら家族の中で一番嫌いな人認定されている、もしくは苦手と思われているでしょう。
3.尻尾を下げる
犬は、恐怖や不安を感じると尻尾を下げる特徴があります。
足と足の間に尻尾が入り込んでしまうことも珍しくありません。
恐怖や不安を感じて尻尾を下げている状況の場合、相当なストレスを犬が感じている証拠です。
実際は、嫌いというよりも怯えているといった方が良いかもしれません。
4.唸る
犬は、不快な状況になると、唸り声をあげて威嚇することがあります。
鼻にシワをよせて歯茎を見せて、今にも噛みつきそうな切羽詰まった表情を見せます。
犬と生活したことのない人にとってみても、「嫌われてるかな?」とちゃんと理解できる、とてもわかりやすい反応だと思います。
不快感が限界を超えると、よだれをダラダラと垂らすこともあります。
「近寄ってほしくない」「離れろ!」という気持ちを表しているこの行動を犬があなたに見せたなら、残念ながら、あなたは犬に好かれていないと言えるでしょう。
5.噛み付く
犬の威嚇が通用しないと、犬は目の前にある不快感を取り除こうと最後の手段に出ます。
それは、「噛み付く」こと。
人間は、犬に噛みつかれると「しつけがなっていない…」と犬を非難しがちですが、犬が噛み付く時というのはストレスがMAXに高まっている時です。
さらに言えば、ほとんどの犬は自ら対象物に向かって噛みつきにいくのではなく、向かってきたものに対して噛み付くことが多いです。
嫌いな人がしつこくかまってきたり、そばに近寄ってきたら人間だって嫌ですよね?
犬の噛みつきは、「やめて」「嫌だよ」という拒否の気持ちの表れだと言えます。
犬社会のリーダーと、犬自身の好きな人は、異なる?
犬の祖先であるオオカミは、群れで生活をしてきました。
犬もその名残りから、家族を群と認識していると言われています。
群の中には絶対的なリーダー(親)が存在しますが、必ずしも「リーダー=家族の中で一番好きな人」というわけではありません。
リーダー(親)は、自分を守ってくれる強い存在です。
自分の命や家族の秩序を守るために教えに従い、そうすることで、自分も安心して生活ができるんですね。
犬の世界は、狼と同じく縦社会だと言われています。
※ただ、最新の研究では、狼は縦社会ではなく、家族で形成される横社会だとも言われており、犬も実は横社会な部分を持ち合わせているとも言われていますよ。
犬にとって好きな人というのは、感情的に「楽しい・嬉しい・一緒にいたい」と思わせてくれる相手のことです。
なので、「お父さん(リーダー)の言うことを一番よく聞く」という犬でも、リーダー以外にも大好きな存在がいることはなんら不思議ではないのです。
このことから、犬にとってのリーダーと、家族の中で一番好きな人の存在は全く違うこともある、ということが良く分かると思います。
また、犬が眠る時には安心できるリーダーのそばで眠るのでは?と思いがちです。
特に室内犬の場合では、犬にとってテリトリーである家が、既に安全で安心できる場所であることから、そこまで警戒をする必要がありません。
そのため、リーダーではなく一番好きな人のそばで眠ることは全然あるんですよ。
犬が家族によって態度が違うのは当たり前
家族の中で一番好きな人と、家族の中で一番嫌いな人へする愛犬のサインの違いをチェックして、自分が犬にどう思われているのか確かめてみましたか?
犬が家族によって態度が違うのは、当たり前と言えます。
犬にとって、好きなことをしてくれたり、一緒に楽しいことをしてくれたりする家族は、やっぱり信頼できる一番好きな家族だと判断されることが多いのではないでしょうか。
逆に犬に好かれたいなら、お散歩に毎日連れて行ったり、毎日遊んだり、毎日ご飯を用意してあげたりすると、愛犬からあなたへの「好き度」はアップするはず!
犬はとても愛情深い動物です。
人間が愛情を持って接することで、犬はその愛情に必ず応えてくれます。
愛犬にとって家族の中で一番好きな人になりたいなら、どんな状況であっても愛犬に対する愛情を忘れずに、愛犬の喜ぶことにたくさん目を向けてあげましょう!
おすすめの旅行YouTube動画はこちら
伊豆旅行でウブドの森に宿泊♩
綺麗&癒しのペット可ホテル
軽井沢のレジーナリゾート
御影用水も本当におすすめ!
最高でした✨